ココロとろ

おばさんエンジニアが学んだことをまとめつつココロのうちをとろします

上流思考ができる組織。

「上流思考」(ダン・ヒース ダイヤモンド社)を読んで

山口周氏絶賛、という文句に惹かれて読んでみた。

 

・しかるべき仲間をまとめるためにデータを使い

・目の前の問題ではなくシステム自体を変える

・どんな計画も間違うものなのでフィードバックを適切に

・起こっていないことにコストをかけるための工夫を考える

 

そのために

・問題盲(悪い結果は当たり前という思い込み)

・当事者意識の欠如

・トンネリング(視野狭窄。小さな問題が大きな問題を追い出す)

をどう乗り越えるかがポイント、というお話。

 

個人として上流思考になるというのはもちろんですが、組織としてうまく回すには組織設計が大事ですね。本書にも記載がありましたが

 

集中とは組織の「強み」でもあり「弱み」でもある

組織とは、そこで働く人に何をすべきか示すためにある。

君たちの解決すべき問題はこれだ、解決するための目標を定め、戦略を立て、資源を配置せよ。他の無関係な問題は無視してよい。そういう許可を出しているんだと。

でもそのせいで、各組織毎の評価軸でいいと思うことをやってしまい、本来の問題解決にいたらない。。

 

昔の上司に、社内でやりづらいなと思ったら、それは組織設計がいけてないんだよ、と言われたことを思い出しました。

イマイチな組織だった場合、どうしたら上流思考のできる組織に変えていけるのか。ついここでもどうしようもない、と「問題盲」になりがちですが、そこを乗り越えたいなと思いました。